しらさぎ化粧品
はじめに ― 「洗うこと」が「整えること」になる石鹸
石鹸を使うたびに、肌がつっぱったり乾燥したり――
そんな経験はありませんか?
多くの量産石鹸は高温で加熱されるため、
保湿に必要な油分が失われがちです。
一方、「しらさぎセッケン」は**冷製法(コールドプロセス)**という製法で、
ゆっくり時間をかけて熟成させる石鹸。
さっぱり洗えて肌がしっとり潤います。
その違いが、
肌にも環境にもやさしい理由なのです。

冷製法(コールドプロセス)とは?
冷製法とは、加熱をせずに油脂とアルカリを自然反応で石鹸化する方法です。
完成まで約1か月という時間をかけて、
自然の力でじっくりと熟成させます。
この工程によって、
原料となる馬油やココナツオイル、ホホバオイルの保湿成分が壊れずに残ります。
つまり、「洗いながらもうるおいを守る」石鹸が生まれるのです。

馬油が生きる、しらさぎセッケンのやさしさ
しらさぎセッケンの主成分である馬油は、
人の皮脂に近い成分を持ち、角質層になじみやすい天然油脂です。
冷製法では50℃以上の熱を加えないため、
この馬油の**自然なうるおい成分(オレイン酸・リノール酸など)**がそのまま残ります。
洗い上がりはさっぱりしながらも、
肌が必要とする油分をやさしく補ってくれるのが特徴です。
“毎日の洗顔やボディケアで乾燥を防ぐ”保湿石鹸としてお使いいただけます。
環境にもやさしい理由
冷製法石鹸のもうひとつの魅力は、
環境へのやさしさです。
- 製造時に加熱しないためエネルギー消費が少ない
- 合成界面活性剤・防腐剤を使わない
- 使用後の排水が自然分解されやすい
石鹸そのものが自然に還るサイクルを持つため、
人にも地球にも負担をかけません。
「使い心地のよさ」と「環境配慮」を両立した、
サステナブルなスキンケアアイテムといえます。
じっくり熟成させる“ひと月”の時間
しらさぎセッケンは、仕込みから完成まで約1か月。
この間、温度・湿度を管理しながら、
自然の反応をゆっくり待ちます。
急がず、焦らず。
この時間こそが、肌にやさしい石鹸を生む秘訣。
まるで日本酒や味噌のように、
「自然の発酵と熟成」が香りや泡立ちをまろやかにしていきます。
泡のやさしさと洗い心地
冷製法で作られた石鹸は、
泡立ちがきめ細かく、弾力のある泡になります。
その泡が肌を包み込み、
**こすらずに汚れを落とす“やさしい洗浄”**が可能です。
泡切れもよく、すすぎのあとはしっとり。
洗顔にもボディにも使える万能な仕上がりです。
しらさぎセッケンでは、竹の微粒子スクラブが配合されています。
竹の微粒子は多孔性のため、泡立ちを助けるほか、洗浄力の向上も期待できます。
お肌に使うだけでなく、襟汚れや油汚れにも効果的です。
日々の暮らしに馴染む「自然のリズム」
冷製法の石鹸づくりには、
自然と向き合い、時間を大切にする“暮らしのリズム”があります。
しらさぎセッケンもその一つ。
時間をかけて作られたものを、ゆっくりと使う。
その行為自体が、心を整えるスキンケアにもつながっていきます。
まとめ ― 肌にも地球にもやさしい選択を
冷製法の石鹸は、
「手間を惜しまないやさしさ」で作られる製品です。
洗うたびに、うるおいを守り、
使い続けるほどに、環境にも負担をかけない。
そんな、人と自然の両方に寄り添う石鹸こそ、
“しらさぎ化粧品”がめざすスキンケアのかたちです。
出典
- 日本油化学会誌『コールドプロセス製法における脂質保存の研究』(2021)
- 日本化粧品技術者会『天然油脂の皮膚親和性について』(2022)
- 熊本県馬油生産者協議会 公開資料(2023)


