しらさぎ化粧品
はじめに ― 敏感肌・アトピー肌に必要なのは「守るケア」
敏感肌やアトピー肌は、
外的刺激に反応しやすく、乾燥や赤みが出やすい状態です。
原因は、肌のバリア機能の低下。
バリアが壊れると、空気中のほこりや花粉、化粧品の成分までもが刺激になってしまいます。
そんな肌を優しく包み込み、
“守りながら整える”ケアに適しているのが、馬油です。

馬油が敏感肌・アトピー肌に選ばれる理由
① 人の皮脂に近い天然成分
馬油は人間の皮脂と非常に近い構造をしており、
肌になじみやすく、刺激を与えにくいのが特徴です。
人工的な乳化剤や香料を含まない無添加タイプなら、
炎症を悪化させるリスクを減らせます。
② バリア機能を補う保湿膜
乾燥で壊れた皮脂膜の代わりに、馬油が自然な保護膜を形成。
外からの刺激をブロックしつつ、内側の水分を逃がしません。
③ 抗炎症・抗酸化作用
馬油に含まれるリノール酸・αリノレン酸には、
炎症を鎮める作用があります。
かゆみ・赤みを抑え、肌の回復を助けます。
④ 低刺激&高浸透
敏感肌にありがちな「塗るとヒリつく」問題も、
馬油なら心配が少ない。
角質層にゆっくりと浸透し、刺激なく保湿できます。
敏感肌・アトピー肌の方向け 馬油の使い方
🧴 Step1:洗顔・入浴後の保湿
- 清潔な肌に、**少量(米粒大)**の馬油を取り、手のひらで温める
- 手のひら全体で顔や体を包み込むようにやさしくプレス
- 強くこすらず、“なでるように”がポイント
👉 馬油は**水分が残る状態(濡れた肌)**で使うとよりなじみます。
🌙 Step2:乾燥・かゆみ部分の集中ケア
- 特に乾燥がひどい部分には、夜の就寝前に重ね塗り
- 馬油を塗ってから、綿手袋やコットンで軽く覆うと効果的
- 翌朝、かゆみや粉吹きが落ち着くケースが多く報告されています
☀️ Step3:日中の保護膜ケア
- 外出前に、頬・口元・手の甲など乾燥しやすい部分にうすく塗る
- 花粉・PM2.5などの微粒子刺激から肌を守る“天然のヴェール”に
注意点と使い分けのコツ
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 使用前のパッチテスト | 肌が特に敏感なときは、腕の内側で24時間試してから顔に使用 |
| 初回は極少量から | 馬油は伸びが良いため、塗りすぎるとベタつきの原因に |
| 無添加・精製タイプを選ぶ | 不純物の少ない高精製のものが刺激が少なくおすすめ |
| 継続使用で効果実感 | 続けることで、肌の保水力が徐々に高まる |
馬油×スキンバリア回復ケア
馬油単体でも十分な保湿効果がありますが、
敏感肌・アトピー肌の方は、保湿+鎮静ケアを組み合わせるのがおすすめです。
- 化粧水(低刺激タイプ) → 馬油(数滴)でフタをする
- ラベンダーウォーターと併用するとリラックス効果もアップ
👉 肌が落ち着いてくると、かゆみや炎症の“再発しにくい肌”に変わっていきます。
馬油ケアのうれしい変化
- 乾燥やつっぱり感が減る
- かゆみや赤みが落ち着く
- 肌のキメが整う
- 季節の変化に負けにくくなる
「皮膚が呼吸しているような心地よさ」を感じる方も多く、
敏感肌の方のスキンケア再スタートにもぴったりです。
まとめ ― 馬油は“刺激を避けたい肌”の味方
スキンケアに迷ったとき、頼りになるのは“シンプルな自然成分”。
馬油は、何も足さず、何も引かないやさしさで肌を包みます。
敏感肌・アトピー肌の方でも、
「塗るたびに安心できる」――そんな保湿が、ここにあります。
無理に隠すケアではなく、
肌を育てるケアとして、馬油を日常に取り入れてみてください。
出典
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎における保湿とスキンバリア研究」(2022)
- 日本香粧品学会誌『脂質膜修復と天然油脂の応用』(2021)
- 熊本県馬油生産者協議会 公開資料(2023)


